レシピの紹介

2020/11/21 13:18




ビーツといえば、ビビットな濃い紅色が特徴的です!その綺麗な色は食卓を明るい印象に大変身させます。
今回ご紹介するのは、ビーツの色を作り出してる成分”ポリフェノール”と”その凄い効果”についてあなたに伝授します。


ビーツの赤には魔法が詰まってる!




ビーツは切ると真っ赤な汁が溢れてきます。”食べる輸血”と言われるほど鉄分やミネラル、ビタミンが多く含まれており、スーパーフードとして世界中で愛されている野菜です。

ビーツ以外にも赤い色をしたお野菜も多くありますよね。

例えばビーツと似ている赤カブ、トマトやスイカ、唐辛子があります。
赤カブには「アントシアニン」、トマトやスイカには「リコピン」、唐辛子には「カプサンチン」
他にはオレンジ色ですが人参やかぼちゃには「β-カロテン」などが有名であなたも耳にしたことがあると思います。

ビーツの紅色の正体は「ベタレイン」という色素です。ベタレインはアミノ酸の一種でチロシンが変換された色素で、このベタレイン色素は、限られた植物にしか存在しないもので非常に貴重です。

ベタレインは赤紫の色素【ベタシアニン】と黄色の色素【ベタキサンチン】の2種類に分けられます。
余談ですが、あなたの身近でよく目にするベタレイン色素があります。一体それは何でしょう?


答えは、「ほうれん草の根元の赤い部分」です!



【ポリフェノール 効果!!】ベタレイン色素のここが凄い!





ベタレインはポリフェノールの一種で還元作用があります。その効果は同じポリフェノールで有名なカテキンやルチンよりも抗酸化力が強いう研究報告もあるほどです。ビーツのベタレイン色素はまだまだ未知なことが多いそうで、様々な研究が進んでいます。最近では自然の着色料として使用されたり、その効果を健康づくりに生かそうと様々な食品アイディアがでています。

ポリフェノールは、身体を酸化させる”活性酸素”の働きを抑える強い抗酸化作用があります。
活性酸素は、体内で必要以上に生成されてしまうと体内の正常な細胞を傷つけてしまいます。これが老化や様々な病気の原因になります。


【ビーツの皮には2,5倍のポリフェノール?! 】



野菜も果物も皮に栄養が多い!とはよく聞きますよね。ビーツの皮にも可食部位より多くの
ポリフェノールの成分が含まれています。実はこのポリフェノールは、植物が厳しい環境や外敵から身を守るために作り出した物質なのをご存知でしたか?

例えば、赤ワインが白ワインよりポリフェノールを多く含むとされている理由は、赤ワインは葡萄の皮や種もまるごと醸造するお酒だからというのは有名な話ですよね。

ポリフェノールは根の皮の部分に多く含まれています。なので、皮はなるべく捨てずに自然が育む野菜のパワーをまるごといただいて食べたほうが健康的にGOODです!


次回はビーツのダイエット効果についてご紹介したいと思います!
お楽しみに〜〜〜